見上げた空は何色

いろんなことをつらつらと。

未来を彩るという名前のアイドル。

 2014年になりました。あけましておめでとうございます。そして2014年もよろしくお願いいたします。2013年は大阪7回、東京7回と在宅ヲタとしてはまあまあ遠征したのではないかなと思います。また振り返りはのちのち。

 今回は2013年を締めくくるのにふさわしい、武藤彩未ちゃんのライブです。

 

  2013年4月29日に本格始動した武藤彩未。9月27日のライブで発表されたライブハウスツアーのファイナル、12月29日赤坂BLITZで行われた第2部に参加してきた。セットリストはこんな感じ。

武藤彩未「TRAVELING ALONE Part2:新たなる旅立ち」
2013年12月29日(日)東京都 赤坂BLITZ セットリスト

01. 女神のサジェスチョン
02. 桜ロマンス
03. 時間というWonderland
04. 悲しみよこんにちは
05. 青い珊瑚礁
06. 涙のペーパームーン
07. リ・ボ・ン
08. 少女A
09. セシル
10. なんてたってアイドル
11. C-GIRL
12. 夏色ナンシー
13. 夏の扉
14. 学園天国
15. スマイル・フォー・ミー
16. 彩りの夏
<アンコール>
17. 宙
18. A.Y.M
19. 永遠と瞬間
<ダブルアンコール>
20. 彩りの夏

 

 彩未ちゃんを見るのは3ヶ月ぶり。これまでのライブハウスツアーで披露されたオリジナル曲を全く知らなかった私、それでもはじまりの「女神のサジェスチョン」から一気に引き込まれた。「桜ロマンス」なんてその白く細い体から発せられるとは思えないパワーがあり、カバーの「悲しみよこんにちは」からは昔のアイドルと武藤彩未ちゃん自身のアイドル像が入り交じった独自の世界観を味わうことができた。

 カバーを聴いて、「なんだ3ヶ月前よりめちゃくちゃ歌がうまくなってるじゃねーか」という驚きの連続。もとから下手ではないし、どちらかといえばうまい部類に入る彼女だろうが、前回より本当に本当にうまくなっていた。ライブハウスツアーという経験が成長を促し、なにより「歌が好き」という気持ちが大幅にそのポテンシャルを高めているのだと感じた。

 MCでは、さくら学院の期末テスト*1を彷彿とさせるおとぼけっぷりも発揮していたが、歌っているときとのギャップがあってものすごく可愛いかった。

 アンコール明けのメジャーデビュー発表は会場にいる全員、そしてファンが待ち望んでいた嬉しいものだった。彼女自身、ここからがスタートだと、楽しいことばかりではないだろうけれど自分自身が出来ることを精一杯頑張っていきたいと言っていたのでこれを応援しないわけがない(笑)

 ちなみにダブルアンコールで出てきた彩未ちゃんは「なにも考えてなかった!どうしよう、もう1曲歌ってもいいですか!?」と嬉しそうに言って、季節外れの「彩りの夏」を歌ってくれた。たまには季節外れもいい。

 ということで今回のライブも幸せな気分に包まれ終わった。

 武藤彩未、名前はお父さんとお母さんが「未来を彩る」という意味でつけたものだと彼女は言った。彼女が歌う曲、作るステージは昨今のアイドルとは異風、古くささを感じるかもしれないが、そんなことはまったくない。彼女が求めるアイドルとは何十年後も愛される曲を歌う、憧れの人だからだ。ダンスや歌唱力、パフォーマンス力とはまた違う次元にいるのだ。

 未来を彩るアイドルになる、武藤彩未。4月のメジャーデビューからまた新たな姿を見せてくれるだろう。楽しみである。

 

 
武藤彩未『悲しみよこんにちは』 - YouTube

*1:2010年度は最下位、2011年度はぎりぎり最下位を免れた